「重複デバイスの管理」の「デバイス」「デバイスID」設定について

バージョン 5

    内容:

     

    重複デバイスの管理は「構成」>「サービス」のインベントリ タブ「重複デバイスの管理」の「デバイス」「デバイスID」

    で設定を行います。

    「デバイス」は重複しているデバイスの検出、削除の設定です

    「デバイスID」は重複デバイスIDの処理方法の設定です

    Service_Inventory1.jpg

     

    「デバイスID」設定について

     

    この設定は元々LANDeskのエージェントがインストールされたOSのイメージを展開した場合

    に複数のデバイスで同じデバイスIDを持つことになり、この重複デバイスIDを処理する為に

    考えられた設定となります。

     

    例えば、100台のデバイスに対して同じイメージを展開した場合、同じデバイスIDを持つ

    デバイスが100台存在することとなりますが、「デバイスID」設定により、異なるデバイス

    と判断して、新たにデバイスIDを割り振ります。

     

    既定の設定では、インベントリサービスはMACアドレスとデバイス名のチェックを行います。

    この場合、スキャンファイルをコアサーバ側で処理する時に、以下の確認を行います。

    1. インベントリに同じデバイスIDは存在するか?

    2. 同じデバイスIDが存在する場合、MACアドレスは同じか?デバイス名は同じか?

     

    2番目の確認は設定によって異なりますが、MACアドレスとデバイス名が異なる場合は

    異なる管理デバイスと判断して、新たなデバイスIDを割り振ります。

    この様な方法で一意のデバイスIDが上記例の場合、100台のデバイスに割り振られます。

     

    「デバイスID」の設定項目は「属性リスト」「ID属性」「重複デバイスIDトリガ」

    「重複したIDを拒否」の4項目に分かれます。

     

    Duplicate_Device_ID.jpg

     

    属性リスト

     

    インベントリ項目のリストです。この中から一意のデバイスとして判別する為の項目が複数選択可能です。

     

    ID属性

     

    ID属性は一意のデバイスとして判別する為のインベントリ項目です。

    MACアドレスやデバイス名など変更されにくいインベントリ項目である必要があります。

    コンピュータ名の変更やネットワークカードの交換でMACアドレスが変更される可能性が

    ある為、2つ以上の項目を選択することを推奨します。

    なお、4つ以上の項目を選択することはインベントリスキャンファイルの取り込み時、

    データベースのパフォーマンスに影響を与える可能性がある為、推奨致しません。

     

    設定としては既定の状態(デバイス名とMACアドレス)で十分ですが、変更される場合は

    慎重に設定内容をご検討お願い致します。

     

    重複デバイスIDトリガ

     

    上記の属性リストで選択された属性の内、設定された数(既定では2)の項目で値が

    異なれば重複デバイスIDと判断します。

     

    例えば、以下の様なインベントリがデータベースに登録されています。

     

    - デバイスID -- {12345678-1234-1234-1234-123456789012}

    - デバイス名 -- NormalHost

    - MAC -- 00-00-00-00-00-00-00-00

     

    そこへ、別のデバイスから以下の情報が含まれるスキャンファイルを受信します。

     

    - デバイスID -- {12345678-1234-1234-1234-123456789012}

    - デバイス名 -- DifferentHost

    - MAC -- 11-11-11-11-11-11-11-11

     

    この場合、コアサーバの動きは以下の通りとなります。

    1. デバイスIDは既にデータベースに存在することを確認

    2. デバイス名は異なることを確認 (NormalHost と DifferentHost)

    3. MACアドレスも異なることを確認 (00-00-00-00-00-00-00-00 と 11-11-11-11-11-11-11-11)

    4. 設定された2項目が異なる為、重複デバイスIDと判断します

     

    その後、インベントリスキャンファイルはデータベースに取り込まれず、次のインベントリスキャンで

    新しい一意のデバイスIDがデバイス側で割り当てられ、データベースに登録されます。

     

    重複したIDを拒否

     

    重複したデバイスIDを拒否するか設定します。既定のチェックされた状態を推奨します。

    チェックを外した場合、デバイスIDを元にインベントリが上書きされます。

     

     

    「デバイスID」設定について - 重複デバイス

     

    Duplicate_Devices01.jpg

     

    DBメンテナンスの実行時(「メンテナンスの時刻」で設定された時間。既定では23:00)

    に重複デバイスで設定された内容が実行されます。リアルタイムではありません。

     

    「重複しているデバイスの削除」の設定内容を元にインベントリサーバサービスは、

    重複しているデバイスを見つけ、DBから削除します。

    設定可能な組み合わせは以下4タイプとなります。

     

    1. デバイス名が一致

    2. MACアドレスが一致

    3. デバイス名又はMACアドレスが一致

    Duplicate_Devices02.jpg

     

    4. デバイス名とMACアドレスが一致

     

    Duplicate_Devices03.jpg

     

     

    古いデバイスIDの復元

     

    Duplicate_Devices04.jpg

     

    「古いデバイスIDの復元」機能は「重複しているデバイスの削除」機能の設定を元に動作しますが

    リアルタイムで動作することが異なる点となります。インベントリスキャンファイルの受信時に機能します。

     

    設定を元に重複デバイスと判断した場合、スキャンファイルの取り込みは行われず

    次のスキャンでDBに登録されているデバイスIDをクライアント側へ割り振ります。

     

    想定されるシナリオとしては、既にインベントリに登録されているデバイスを

    同じハードウェアでOSの再インストールを行い(同じホスト名を設定)、LANDeskエージェント

    のインストールを行うと、デバイス側では新たなデバイスIDが登録されますが、

    最初のインベントリスキャン実行時にデバイス名とMACアドレスがDBに既に存在する為

    一旦スキャンファイルの取り込を行わず、次のスキャンでDBに登録されているデバイスIDを

    クライアント側へ割り振ります。

     

    「古いデバイスIDの復元」が無効の場合は、異なるデバイスIDで同じデバイスが複数台

    登録されますが、「重複しているデバイスの削除」機能によってDBメンテナンスの実行時

    に重複しているデバイスが削除されます。

     

    対象バージョン:

    LANDesk Management Suite 9.0 or later

    LANDesk Management Suite 9.5 or later

     

    英文ドキュメント:

    http://community.landesk.com/support/docs/DOC-22423